令和5年 年頭のご挨拶

(掲載日:2023年01月01日)

 

 

 

令和5年  年頭のご挨拶

日本貨物運送協同組合連合会
会 長   吉 野 雅 山
 
 新年明けましておめでとうございます。令和5年の新春を迎え謹んで年頭のご挨拶を申し上げます。全国の会員連合会・協同組合並びに組合員の皆様、そして関係団体の皆様におかれましては、長引くコロナ禍及び燃料価格が高止まりする厳しい経営環境のなかで、社会経済活動を物流面で支えるエッセンシャルな公共輸送サービスの担い手としてご尽力を賜り、心から感謝を申し上げます。
 また、このような厳しい社会・経済環境が続くなかで、昨年の日貨協連の各種事業を無事継続できましたことは、ひとえに関係の皆様のご理解とご協力の賜物と重ねて御礼申し上げます。
 
 本年の日貨協連事業につきましても、働き方改革への対応に伴う諸問題をはじめ、中小トラック運送事業者が抱える課題の克服に向け、各協同組合・連合会が十分な機能と役割を発揮できるよう各種事業を積極的に推進して参ります。
 
 高速道路料金問題につきましては、昨年10月に閣議決定し、11月の補正予算にて大口多頻度割引制度における最大50%の割引が継続されることになりました。高速道路の有効利用は輸送効率の改善に繋がり、働き方改革に結び付く最も重要な課題の一つであり、今後とも大口・多頻度割引制度の実質50%恒久化とともに、用地代控除による料金の引き下げをはじめ、本四高速及び深夜割引、長距離逓減割引の充実、さらにSA/PAの整備拡充等の高速道路要望活動に引き続き積極的に取り組んで参ります。
 
 燃料問題につきましては、昨今の燃料価格高止まりもあり、昨年は日貨協連の燃料価格交渉にご参加頂く組合が2組合増えて6連合会49組合となり、その取扱量も前年対比で約9%増加いたしました。毎月の燃料情勢は可能な限り会員の皆様にお伝えすべく、機関紙「月刊日貨協連」をはじめ、メルマガを通じて情報発信を行うほか、さらに業界紙の取材にも積極的に協力するなど、情報発信力を強化して参ります。
 
 「求貨求車ネットワークWebKIT」につきましては、官民あげて「物流DX」の推進が提唱される中で、最近の情勢変化を一早く捉え①標準的な運賃の自動表示機能、②傭車追跡機能、③テレビ会議機能3つの先進機能を追加し、システムの名称をWebKIT2プラスとして使い勝手を改善したものをご提供いたしました。WebKITの会員ID数はコロナ禍にあっても増加をつづけ、昨年は6,500を超え、6,600が目前となっております。今後は新たな機能を活用し、標準的な運賃の普及と新たな輸送サービスの展開に期待をかけているところです。
 
 保険事業につきましては、特に貨物保険について、商品内容の大幅な見直しによる保険内容の充実と保険料の大幅な引き下げにより、昨年も順調に契約数が伸びており、多くの事業者の皆様から、ご好評を頂いております。全国トラック事業グル-プ保険については、従来の上乗せ保障プランとして医療保険の加入者が順調に増加しており、目標とする加入者数確保に一定の目途が立って参りました。今後も一層加入しやすい保険を目指して制度充実を図り、従業員の皆様の福利厚生に資するとともに、人手不足対策の一助となるようバックアップして参ります。
 
 このほか事業用トラックドライバー研修テキスト及び業務用血圧計などの販売事業につきましても、ドライバーの皆様の安全運転や健康維持に寄与できるよう、本年も継続して取組みを進めて参ります。
 
 また、次世代経営者協議会につきましては、各種調査研究事業に取組むこととしており、自動点呼機器の実証実験に取組むなど、日貨協連のシンクタンク機能として充実を図って参ります。
 
 今年の干支「癸卯(みずのと・う)」は、「寒気が緩み、萌芽を促す年」と言われております。春の兆しははじまっており、これからは今まで培われた実力が試される局面に入ったことを指し示しております。日貨協連もこれまで取り組んで参りました「高速道路問題に関する各種要望活動」「燃料問題への取組み」「働き方改革への取組み」「協同組合活用方策への取組み」等の成果をあげるべく引き続き努力して参ります。また過年度より取り組んで参りました自動点呼機器に関しましては、昨年12月に乗務後自動点呼実施要領が実施され、本年1月より乗務後自動点呼制度がスタートしたところです。引き続き、乗務前自動点呼につきましても実現に向け努めて参ります。
 
 以上いくつか申し上げましたが、本年も日貨協連の副会長、理事、各委員会委員、会員の皆様並びに事務局とともに全国の会員連合会、協同組合が今後、ますます発展していきますようご祈念申し上げて、私の新年のご挨拶とさせていただきます。


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